朝、庭に住み付いたノラ猫君に餌をあげていたら、満開になった梅にウグイスが来ていました、それも三羽!春はもう隣町まで来ているかのようです。
数日前から妻は東京出張中。僕は今日も溜まった事務仕事をダラダラと片付け。でも、ラジオの天気予報が「今日は三月終わり頃の陽気でしょう」ナンテ言っているのを聞いたらもういけません。「こんな日はうちで仕事をするべきではないんじゃないの」と決め付けて、ロードスターのキーを持ってフラフラと外へ。なるほど日差しもあって暖かい、まさに「オープン日和!」早速スタートです。
どこへ行くかは決めないまま走らせていましたが、結局、北のほうに向かってしまいます。京都鴨川東岸の川端通りを北上し、花園橋から国道367号を大原方面へ。去年までレーシングカーコンストラクターの童夢本社があった横を抜け、三千院手前の野村別れから府道40号を江文峠、何だか肥料の匂いが漂う静原と過ぎ、市原で府道38号へ右折。鞍馬神社前から狭い山道でそのまま国道477号になり、何故か貸切の京都バスと何度もすれ違い譲り合いながらも花背峠を越し、静かな花背の里を抜けると大布施を右折。交番のおまわりさんがジーッと見つめるのをバックミラー越しに気にしつつ、しばらく行った右
側にある「山村都市交流の森」で一休み…と思ったら、今日はお休みでした。ここは以前来たときもお休みでしたから縁がないというか、嫌われているというか…。自販機でコーヒーを買って一服。山と清流と澄んだ青空の下でのタバコはうンまいなー!
小休止して大布施まで戻ったら今度は国道477号を京北方面へ。ちなみに国道477号は知る人ぞ知る酷道と言われ、さっき通った花背峠の少し京都市内側から、百井・大原方面に向かうと、凄く狭いところや急な山坂があって「これが国道かいッ」と言いたくなります。林業関係の結構でっかいトラックも走るし、以前に大原側から迷い込んでエライ目に逢いました。今日は勿論そこをパスして快適な477号だけを行きます。
大布施からの477号は快適なルート。40キロ~50キロ制限ですが、余りに快適で飛ばす気にすらなりません。もっとも先日のスピード違反で懲りているのが本当のところ…。20キロほど行くと京北町。「ウッディ京北」という京北町の観光センター&特産品売店でトイレを借りてまた一服。美味しそうな野菜やお餅を売っていましたが今日は買わずに今度妻連れで来て見ましょうか。そこからは先日捕まった国道162号!ひたすら40キロでのんびり走って例の「笠トンネル」が近づきます。後ろから凄い勢いで来たランエボがそのまま躊躇もせずにドバーンと僕を抜いて行きます。「おいおいニイチャン大丈夫かぁ」と人事ながら不安になりましたが、今日はネズミ捕りはナシでした。ヨカッタなぁ。このまま行っても先日と同じルートになるため、今日は杉坂口を左折し、すぐの杉坂都町を右折して京見峠へ向かいます。また、ここを左折すると「持越峠」を越えて雲ヶ畑に抜けられます。以前はダートで凄い道でしたがいまではすっかり全面舗装。ラクに走れますがつまらない、と言っては地元の人に悪いんだろううなあ。ま、ダートだったとしても、ロードスターなら行きませんけどね。
氷室別れから右に行き、有名な京見峠の茶屋は…またもお休み。今日はツイテませんな。このあたりも道幅が狭い割りに生活道路でもあるためか対向車がちょくちょく来ます。僕は言わば「よそ者」。軽トラでもなんでも「お先にどうぞ」と対向車に譲りまくってゆっくり走行。これはこれで気分がいいもんです。で、道は鷹峰の料理旅館、然林坊サンの横に出て、仏教大学脇から市内の雑踏へと戻ります。
約二時間のリフレッシュ。さすがに北の方は「暖かい」ということはありませんでしたが、気持ちのいい午後のひと時でした。ワインディングロードをタイヤを鳴らしてコーナリング!って言うのも気分爽快でしょうが、カントリーロードを鼻歌歌ってクルージングって言うほうが性に合っているようです。そんな走り方でも、ロードスターは十分以上の満足と快感を与えてくれますよ。
さて、こんどはいつどこへ行こうかな。でもその前に仕事仕事、溜まってるんだ、これが。
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